小川諒也 写真:Getty Images

 FC東京からシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中のDF小川諒也は、今月27日のベルギー1部プレーオフで移籍後初ゴールをマーク。結婚、第1子誕生も報告しているだけに、STVV残留の可能性も考えられる。

 小川は昨年6月、1年間の期限付き移籍によりSTVVへ加入。今季ここまでベルギー1部リーグで4試合の出場と、左サイドバックでDFエリック・ボキャの控えに甘んじていたが、来季欧州カップ戦出場をかけたプレーオフではここまで6試合中2試合でスタメン出場。今月27日のスタンダール・リエージュ戦では、前半13分に先制ゴールを決めるなど、勝ち点1の獲得に大きく貢献している。

 今年3月以降に出場機会を増やしつつある小川だが、今月30日にX(旧ツイッター)を更新。「ご報告」と題して「だいぶ報告が遅れてしまいましたが、結婚、そしてベルギーにて出産をしてもらいました!彼女とは幼稚園の頃からの幼馴染であり、自分のことを1番理解してくれている人でもあります。これから楽しい家庭を築いていきたいと思います!」と投稿。ファン・サポーターから「おめでとう!」「幼稚園からの幼馴染って凄い!」などと祝福のメッセージが多く寄せられている。

 そんな小川とSTVVの契約は今年6月までであるが、契約には買い取りオプションが盛り込まれている。また本人は先月13日、ベルギー紙『HBVL』のインタビューで「自分の能力を疑ったことは、一度も無かったですね。トルステン・フィンク監督とはたくさん話し合いましたし、遅かれ早かれチャンスをくれるだろうと思っていました」と指揮官との関係を説明。

 「STVVへ加入してから最初の数カ月間は、決して楽なものではありませんでした。スタメンを勝ち取るのに、フィジカル面で準備ができていないと感じましたね。コンディション調整の期間が長くなりましたが、ここ数カ月で体調はとても良くなりましたし、プレーする準備はできています」と手応えを覗かせていた。第1子誕生という家庭事情を踏まえると、シーズン終了後に環境を変えないという選択肢もありそうだ。