U23日本代表DF半田陸(ガンバ大阪)は、日本時間今月30日に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の準決勝イラク戦で出番なし。大会直前のコンディション不良もあり出場機会が少ないとはいえ、オランダ1部アヤックスが移籍先候補に浮上。一部報道によると、FW浅野拓磨擁するVfLボーフムなど欧州複数クラブが関心を寄せているという。
半田は今季ここまでリーグ戦4試合でスタメン出場も、急性胃腸炎により今月6日開催の北海道コンサドーレ札幌戦を欠場。U23日本代表への合流も遅れると、中国戦、UAE戦と出番なし。韓国戦ではフル出場も、カタール戦ではプレー時間およそ5分にとどまり、イラク戦では再び90分間ベンチから戦況を見つめていた。
大会前のアクシデントにより、U23アジア杯の舞台で本来のパフォーマンスを発揮したとはいえない半田。ただ一部報道によると、ボーフム、DF板倉滉、FW福田師王擁するボルシアMGなど複数クラブの獲得候補に含まれている可能性があるという。
また、オランダメディア『フットボールトランスファーズ』は先月4日、アヤックスの補強ポイントが右サイドバックであることを紹介した上で、「半田はオーバーラップなど攻撃面での関与はそこまでないが、ボールを奪って相手にプレッシャーをかけることができる。守備で堅実な右サイドバックだ」と評価。
アヤックスのフットボールディレクター(FD)は今月4日、G大阪と3年間のフットボール戦略パートナーシップ締結で合意した後、クラブ公式インタビューで「(G大阪との)スカウティング情報の共有がうまくいけば、トップチームで一緒にプレーする日本人選手が現れるだろう」と、日本人選手の獲得計画をほのめかしている。
モンテディオ山形在籍時の2022年夏に、セリエA(イタリア1部)ローマ移籍の可能性がイタリア国内で報じられた半田。すでに欧州の移籍市場でも知られているだけに、2024シーズン途中に海外挑戦を果たす可能性も考えられる。