スイスの時計ブランド「Louis Erard(ルイ・エラール)」が、時計職人であり宝石職人でもあるセドリック・ジョナー氏と手を組み、革新的なコレクションを発表。限定モデルは、39ミリのケースにブルーとモーヴの魅力的なバリエーションがあり、それぞれ178本ずつの限定リリースとなる。
直感的な時計作りの芸術的探求
ルイ・エラールの新しいコラボレーションは、現代高級時計製造の探求における新たなステージを象徴している。ムーブメントのローター部分には、セドリック・ジョナー氏みずから手掛けた装飾が施され、クラフツマンシップをさらなる高みへと押上げた。
セドリック・ジョナー氏の「直感的な時計作り」は、彼の個性を反映した芸術作品を生み出している。彼は時計職人としての修業を積み、独自のビジネスを築いており、彼の作品は、高級品でもなく、コレクターのためでもない、ただただ芸術の極みを追求したものである。まず部品一つを作り、次にそれに合う部品を作る。そうして、装飾が施された時計が完成する。図面もコンピューターも使用することはない。
このコレクションは、ルイ・エラールのCEO & アーティスティックディレクターであるマニュエル・エムシュ氏との出会いから生まれた。品質やクラフツマンシップにこだわりながらも、洗練されたデザインを追求する二人の出会いが、この限定シリーズをつくりだすことにつながったのである。
独自性を追求した2つのモデル
この限定コレクションは、魅惑的なブルーダイヤルと印象的なモーヴカラーの展開で、セドリック・ジョナー氏の手による装飾が施された自動巻きムーブメントが特徴だ。文字盤にはサンレイ加工が施され、時・分カウンターが凹面加工され、コントラストとボリューム感が際立っている。
また、彼の時計制作における特徴がすべて反映され、ルイ・エラールの卓越したケース、モミの木をイメージしたリューズ、レギュレーター・キャリバーなどが特徴的である。
230個もの精巧なビーズが繊細に装飾された自動巻きムーブメントは、彼の熟練した手の結晶だ。アイコニックな六角形のベゼル開口部も、その独特な魅力を際立たせる。
これは見逃せない一本となるだろう。
(akihiro takeji)