スパルタ・ロッテルダム所属FW斉藤光毅は、今月28日に行われたオランダ1部リーグ第31節フォレンダム戦でスタメン出場。AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選のU23日本代表でメンバー外となった中、今夏移籍の可能性が浮上。現地では、FW上田綺世所属フェイエノールトなどオランダ国内強豪クラブが移籍先候補に挙がっている。
横浜FC出身の斉藤は、現在ベルギー2部ロンメルSKからスパルタへ期限付き移籍中。昨季オランダ1部リーグで7ゴール5アシストと結果を残すと、今季も16試合のスタメン出場で3ゴール5アシスト。昨年10月からハムストリングの負傷により4か月近く戦列を離れていたが、復帰後は左ウイングで再びレギュラーに定着している。
クラブの事情によりU23日本代表に招集されなかったものの、スパルタで好パフォーマンスを継続しているだけに、オランダ国内で斉藤に対する評価が上昇。オランダ代表、フェイエノールトOBのヴィレム・ファン・ハネヘム氏は28日、オランダ紙『AD』のコラムで「フェイエノールト、アヤックス、PSVアイントホーフェンといったオランダ国内のトップクラブが今年夏に斉藤と契約しても驚かない」と綴っている。
また、オランダメディア『サッカーニュース』は29日、斉藤とロンメルSKの契約期間が2025年6月までであることに触れたで「ロンメルSKが今年夏に斉藤をどうするのか不透明だ」とリポート。ロンメルSK復帰の可能性は低いとみられる。
なお、斉藤は昨年9月開催のAFC U23アジアカップ予選2試合でプレーしたほか、11月に行われた国際親善試合ではU22アルゼンチン代表から1ゴールを奪っている。同じくU23アジア杯メンバー外であるMF鈴木唯人(ブレンビーIF)、FW福田師王(ボルシアMG)らとの五輪出場枠争いが激しい中、ステップアップ移籍が期待されている。