ペペル 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、バレンシア(同1部)に所属するスペイン人MFペペル(25)の獲得に興味を持っているようだ。スペイン『スポルト』が伝えた。

 レバンテ下部組織出身のペペルは2015年夏にトップチーム昇格を果たすと、昨夏に同じ都市を本拠地にするバレンシアへ加入。高水準のキック精度と卓越したボールコントロールを武器に今季はここまでラ・リーガ32試合に出場して5ゴール1アシストを記録している。

 そんなペペルに対して、バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が対戦した際のパフォーマンスに感銘を受けたという。同選手は昨夏に2028年夏までの5年契約を結んでおり、契約解除金は1億ユーロ(約167億9000万円)に設定されているようだ。

 ただ、バレンシアの財政状況を鑑みて同選手は契約満了を待たずに退団する可能性があり、バルセロナはこの状況を注視している模様。バルセロナはスペイン人MFが在籍するバレンシアのピーター・リム会長にアドバイスをしているという代理人のジョルジュ・メンデス氏と良好な関係を築いしているが、プライオリティーが違うことから大きな動きは見せていないようだ。

 なお、ペペルには欧州の複数クラブも目を光らせているとのこと。バルセロナは29日に行われるラ・リーガ第33節でバレンシアと対戦するなかで、ペペルは鮮烈なパフォーマンスを見せてシャビ監督にアピールすることはあるのだろうか。