ザスパ群馬のゴール裏 写真:Getty Images

 ザスパ群馬は今月27日開催の明治安田J2リーグ第12節で、V・ファーレン長崎に1-2と敗北。J2最下位に沈み、赤堀洋社長ら経営陣に対するサポーターに不満が爆発する中、タレントのJOYさんが長崎戦後の“居残り騒動”に言及したほか、低迷の原因を分析している。

 リーグ戦12試合を終えて、勝ち点6にとどまっている群馬。一部報道によると、赤堀社長は長崎戦後にクラブの成績不振や今後の方向性についてサポーターに説明する予定だったが、姿を現さず。一部のサポーターは4時間以上もスタジアムで待っていたが、今月30日に説明会を設けることが松本大樹強化本部長から伝えられたという。

 また、ネット上では「赤堀社長らは試合前に説明すると約束していたのに、その約束を破った」といった批判も。サポーターの居残りにより、群馬所属選手やクラブ関係者はチームバスではなく、タクシーでの移動を余儀なくされたという。

 こうした状況には、群馬県高崎市出身のJOYさんも反応。長崎戦後のサポーターの居残りに「その行動が善か悪かは俺には分からないし、当然賛否がある。ただ時には間違った愛情表現をしてしまうほどチームの事が大好きで情熱を持ってるという事でもあると思うんです」と、一定の理解を示す。

 さらに、J2最下位低迷の要因については「シーズンはあっという間に過ぎていくし、何か変化がなければ降格真っしぐらな状況なのは間違いないです。個人的意見としては目指したいサッカーとやるべきサッカーが違うのかなと感じています」と持論を展開。「少しでもチームが良くなるように願っています。クラブ、選手、サポーター。みんなで強いザスパを作っていきましょう」とエールを送ると、「大槻監督のレベルに選手がついていけていない」「JOYさんが監督になってほしい」などと監督交代論が湧き起こっている。

 今月3日に敵地で藤枝MYFC、6日にはホームで清水エスパルスを迎え撃つ群馬。長崎戦後の騒動を巡り議論が白熱する中、赤堀社長やクラブ幹部はサポーターに向けてどのような説明を行うのだろうか。大槻毅監督の進退にも注目が集まる。