大岩剛監督率いるU23日本代表は、現地時間今月29日に行われるAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の準決勝でイラク代表と対戦。パリ五輪出場へ王手をかけている中、エジプト代表との親善試合計画が破談に終わったと海外で報じられている。
エジプト紙『Youm7』は今月27日に「エジプト代表は今年6月に欧州遠征を行うが、日本サッカー協会(JFA)からの対戦オファーを拒否した」とリポート。これによると、エジプトサッカー協会のもとには、日本の他にもアルゼンチン、パラグアイ、ウクライナといったパリ五輪出場国からのオファーが殺到しているとのこと。同協会がどのオファーを受け入れたかについては報じていない。
FIFAランキング37位のエジプトは、アフリカ予選準優勝により、13度目となる五輪出場が決定。パリ五輪1次リーグではドミニカ共和国、スペイン、U23アジア杯準優勝チームと対戦することが決定。五輪での最高成績はベスト4(1928年、1964年)だ。
なお、パリ五輪1次リーグの振り分け方式を巡っては、U23アジア杯開幕前の時点では「東京五輪での成績順」。東京五輪でアジア最上位だった日本は、マリ、パラグアイ、イスラエルと同居するとみられていた。しかしアジアサッカー連盟(AFC)が27日までに「U23アジア杯の成績順」に変更するとJFAに通達。日本はU23アジア杯準優勝の場合、ドミニカ共和国、スペイン、エジプトと同組に、3位の場合にはアルゼンチン、モロッコ、ウクライナと対戦することになるという。
『Youm7』の報道内容を踏まえると、JFAがエジプトサッカー協会にオファーを提示したタイミングは不明。ただ、五輪1次リーグの振り分け方式変更により両国対戦の可能性が浮上したこともあり、オファーが拒否された可能性も考えられる。