大学の研究チームが、小さな体に比べて驚異的な空間記憶力を持つ野生の小鳥の記憶メカニズムを、遺伝子レベルで解明した。『Earth.com』と『Goodews Network』が報じている。

■小鳥の驚異的な記憶力

アメリカ西部やカナダ西部などに生息する「マミジロコガラ」という小鳥は、小さな体に比べて驚異的な空間記憶力を持っており、数万個ものエサの隠し場所を正確に記憶して、冬を乗り越える。

脳は小さく、ひよこ豆ほどの大きさしかない。しかしこの小さな脳で、木の皮の隙間、枯れ葉の下、松ぼっくりの中など、山々に点在するエサの隠し場所を何万個も記憶している。

冬が来るとその正確な場所を思い出し、厳しい寒さと深い雪に耐えられるのだ。