日本サッカー協会 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は今月24日、FIFAワールドカップ・北中米大会アジア2次予選・日本代表対シリア代表(6月11日・エディオンピースウイング広島)のチケット販売概要を公式発表。一般販売の開始日時を5月3日10時と案内したが、ネット上ではすでにチケットの転売が報告されている。

 X(旧ツイッター)での一部投稿によると、今月26日17時時点でチケット売買仲介アプリ『チケジャム』での転売行為が確認されているとのこと。バックスタンド1層(カテゴリー1)が1枚27000円、3枚40000円などで販売されており、「日本サッカー後援会会員の仕業なのでは?」「転売早すぎる…」といった驚きの声が挙がっている。

 JFAの公式サイトには、後援会会員特典のひとつとして、「JFA主催による国内での日本代表チームが行う国際試合と天皇杯決勝のチケットの優先有料販売」と記載。広島開催のシリア戦も優先有料販売の対象試合であるとみられるが、JFAは会員に対して「本特典によって入手したチケットを他人に譲渡や販売などはできません。なお、オークションに出品やSNSで購入希望を募ることは、結果を問わず会則違反になります。絶対に止めてください」と案内している。

 なお、一般販売はJFA公式サイト「チケットJFA」で先着制により実施予定。今回も需要と供給のバランスをみて価格設定を行う「ダイナミックプライシング」(価格変動制)が適用される。

 また、JFAは一般販売での購入予定者に対しても「この試合のチケットは、『チケット不正転売禁止法』の対象となる『特定興行入場券(特定チケット)』です。購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と呼びかけている。