シン・テヨン監督率いるU23インドネシア代表は、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の準々決勝でU23韓国代表相手に金星。インドネシア国内では、DFジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪)の活躍ぶりに注目が集まっている。
インドネシアはグループステージを2勝1敗で2位通過。韓国との一戦では、15分に先制ゴールを奪うと、45分にオウンゴールで失点も3分後に勝ち越し。70分にFWイ・ヨンジュンが一発退場となり数的優位に立ったが、84分に再び同点に追いつかれる。それでも延長戦を無失点で凌ぐと、PK戦を11-10で制し、ベスト4入りを果たした。
フル出場のハブナーは、ビルドアップの場面で積極的にボールを貰ったほか、70分にはイ・ヨンジュンに足を踏まれるハプニングも。身体を張った守備も光っただけに、インドネシアメディア『viralsumsel』は「インドネシアのセルヒオ・ラモス」と絶賛している。
また、インドネシアメディア『okezone』は25日に「ハブナーの月給は、東京ヴェルディ時代のプラタマ・アルハンと同じであることが判明した」と伝えている。
オランダ人の母親とインドネシア人の父親を持つハブナーは、昨年12月にインドネシアへ帰化。同国A代表の一員として、AFCアジアカップへ参戦すると、グループステージ第3節の日本戦でもフル出場した。
ただ『viralsumsel』によると、ハブナーには2022年時点でインドネシア代表入りの構想があったとのこと。同メディアは「彼は2022年末にシン・テヨン監督からFIFA U20ワールドカップに向けたU20代表チームのトレーニングキャンプに招集されていたが、U20W杯出場は実現しなかった」と驚きの過去を明かしている。