元ヴィッセル神戸所属のDF大﨑玲央は、今年2月下旬にUAE1部エミレーツ・クラブを加入からわずか1か月で退団しているが、ここに来てデンマーク2部FCヘルシンゲル移籍の可能性が浮上。同クラブは元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの設立会社による買収計画も報じられている。
大﨑は2023シーズン限りで神戸を退団すると、今年2月1日にエミレーツ・クラブ加入が正式決定。同月17日開催のUAE国内カップ戦でデビューしたものの、外国人枠の兼ね合いもあり、月末に退団。2か月近くにわたり無所属状態だ。
神戸とエミレーツ・クラブでイニエスタとチームメイトだった大﨑の去就について、デンマーク紙『Tipsbladet』は今月9日に「彼はヘルシンゲルのトレーニングに参加しており、8日午後のテストマッチでプレーした。契約締結合意を視野に入れている」とリポート。これによると、同クラブは大﨑の試合勘を確認しているほか、選手登録は2023/24シーズン終了後になるという。
また『Tipsbladet』は「イニエスタの設立会社である『Never Say Never(NSN)』の代表数名が、ヘルシンゲル買収にむけてクラブを訪問した。NSN社によるクラブへの影響も出ている」とした上で、「大﨑とNSN社には深い関係がある」と綴るなど、大﨑の去就とNSN社の買収計画の関連性にも触れている。
なお、ヘルシンゲルは2023/24シーズンのデンマーク2部リーグのレギュラーシーズンを12クラブ中最下位で終了。下位6クラブのプレーオフでも4試合を戦って3分1敗。残り6試合で依然として最下位に沈んでいるだけに、3部降格は濃厚だ。