KAAヘント所属DF渡辺剛が主力選手として活躍する中、チームメイトのGKシュミット・ダニエルはベルギー1部プレーオフで出番なし。日本代表でもメンバー外が続く中、SNSで自身の現状に対する思いを明かしている。
シュミットは2019年にベガルタ仙台からシント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍すると。、STVVで4シーズンにわたり正守護神として活躍。ただ昨年8月にフランス1部メスへの移籍が破談に終わると、GK鈴木彩艶にレギュラーを奪われて、9月以降はリーグ戦で出番ゼロ。以前からステップアップ移籍を望む中、昨年末にSTVVとの契約を解除し、ヘントへ移籍した。
そのヘントでは、GK2選手の負傷離脱もあり、今年1月のリーグ戦再開から8試合つづけてスタメン出場。しかし3月10日開催の第29節ユニオンSG戦以降はベンチ入りも出番なし。チームが上位6クラブによるプレーオフで首位に立ち、リーグ優勝へ近づく中、25日にX(旧ツイッター)で「チームの結果が出てるのは置いといての話です。完全に個人的な話です」とした上で、以下のように綴った。
「情熱を持って時間を割いて取り組んでるのに結果がついてこない時はホントに辛い。でも光が見えてくるのを信じて、やると決めたことをやり続けるしかない。 助言をしてくださる方々がたくさんいて幸せだけど最後は自分で乗り越える。でも支えてくれる人のおかげであることを忘れてはいけない」
この投稿には、チームメイトの渡辺がハートの絵文字で励ましているほか、AZアルクマール所属DF菅原由勢は「Let’s go brooooo!!!!」と激励。菅原のメッセージに、シュミットは「ねりねり」と言葉を返している。
なお、シュミットは昨年9月の国際親善試合トルコ戦を最後に、日本代表招集から遠ざかっている。Xでの投稿を受けて、ファン・サポーターからは所属クラブでの巻き返し、代表復帰を望む声も湧き起こっている。