東京書籍の「手帳シリーズ」から2010年4月に発売された『カクテル手帳』が、4月13日(土)に7刷となった。

さまざまなジャンルで販売されている「手帳シリーズ」の中でも長年好評を得ている『カクテル手帳』。カウンターに座る前にサクっと予習できる構成。

愛用者はアップデートを、今回初めて知った人はこれを機に入手をしてみてはいかがだろう。

バーでのオーダー時に便利な『カクテル手帳』

『カクテル手帳』とは、手帳型の定番カクテル図鑑であり、監修は世界的バーテンダーである上田和男氏が担当している。手帳を開けばさまざまなカクテルのベースやアルコール度数、レシピ、味が一目でわかるように編集されているため、持ち運べばどこのバーに行ってもオーダーに困ることは無くなるだろう。

手帳にはカクテルの概要のほか、それぞれのカクテルの由来や適したTPOなど、実用的な情報まで記されている。プロでもレファレンスとして使える充実ぶりなので、自分好みの一杯を探すときや他人に勧める一杯を選ぶときに使ってみたい。

コンパクトサイズでビニールレザー装となっており、持ち歩きにぴったりだ。

幅広いベースのカクテルのほかノンアルも紹介

コンパクトな手帳だが、紹介するカクテルは幅広い。例えばウイスキーベースなら、ウイスキーサワーやウイスキーハイボールなどを紹介。

ブランデーベースからはカルヴァドスカクテルやサイドカー、ジンベースからはエメラルドクーラー、ギムレット等が登場。

人気のウォッカベースであればソルティドッグ、スクリュードライバーなど。ラムベースはエックスワイジーやカイピリーニャなどの詳細が読める。

テキーラベースならフレンチカクタスやマルガリータなど、リキュールベースはチャイナブルーやバイオレットフィズほか。

その他、シャンディガフやミモザといったワインやビールなどをベースとしたカクテルも掲載。

そしてノンアルコールもサラトガクーラー、シンデレラ、バージンブリーズ、フロリダを紹介する。

長いキャリアを持つバーテンダーの上田氏が監修

監修の上田和男男(うえだ かずお)氏は1944年、北海道厚岸郡茶内生まれのバーテンダーだ。

1966年に東京會舘に入社してバーテンダーとしてのキャリアをスタート。1974年には資生堂パーラーに入社し、バー・ロオジエ店長とチーフバーテンダーを兼務した。

以降は数々のカクテルコンクールで入賞し、1995年には資生堂パーラーの取締役兼チーフバーテンダーに就任。同社を退社後、1997年に「銀座 TENDER」を開業し、現在はオーナーバーテンダーを務めている。