ベガルタ仙台率いる森山佳郎監督は、今月20日開催の明治安田J2リーグ第11節清水エスパルス戦で敗れた後、選手たちに熱いゲキを飛ばして話題に。同クラブ公式YouTubeチャンネルの切り抜き動画がSNS上で拡散されていたが、一部からの指摘を受けて投稿主が謝罪している。
アウェイゲームで清水に2-3と敗れた仙台。森山監督は試合後のロッカールームで「俺は悔しい!」と絶叫。前半を中心に、本来のパフォーマンスを発揮できなかった選手に対して、以下のように訴えていた。
「ビビっていただろ。あんなの俺たちのサッカーじゃねえ!くそー!ええじゃん、負けたって。あんな消極的なサッカー見たくねえ!後半ぐらいやろうよ。今日の負けはめっちゃ悔しい。ガンガン行ってさ、バシバシやられても仕方ねえじゃん。俺たち、ここから上がって行けばいいんじゃんか。だけど、前半のゲームじゃなんの未来もない。後半くらい最初からやれば勝てたぜ。でも、今日の前半じゃ成長していかない」
「千葉は一番ゴールを決めている。一番強度があるし、一番強いチーム。やろうよ、やったろうよ! ホームだぞ。もっと戦うところ見せようや!俺らじゃないぞ、今日の前半は。行こうよ、みんなで声かけ合ってさ、戦おうぜ、ゴールに向かおうぜ。いいよ、3点取られたら4点ぶち込めばいい。今日だってあとワンチャンスじゃん。牙むき出しにして、相手に向かっていこうや。面白くねえぞ、今日の前半。俺が監督になって今までで一番面白くなかった。こんなサッカーしたくねえ。負けたら仕方ない。強くなればいい」
このロッカールームの様子は、クラブ公式YouTubeチャンネルの「広報カメラ」で公開。この広報カメラの一部を切り抜いた動画がX(旧ツイッター)に投稿されると、瞬く間に拡散。DF宇賀神友弥(浦和レッズ)をはじめ複数のJリーガーが森山監督に対する好意的なコメントを投稿するなど、仙台指揮官の言葉に注目が集まっていた。
ただ一方で、切り抜き動画の拡散には「公式から切り抜くのは良くないのでは?」といった声も。投稿主は24日午後に当該投稿を削除した上で「チームのためにこの動画が広まればいいなと思い、投稿した」「切り抜きという行為であり、チームのためにならないという意見を頂いた」と動画投稿から削除に至るまでの経緯を説明。最後に「申し訳ございませんでした」と綴っている。