エディオンピースウイング広島 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島が24日にYBCルヴァンカップ2回戦(対奈良クラブ)を控える中、広島市は今月22日に新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」の建設に係る個人からの寄附金総額を発表。ガンバ大阪のホームスタジアム「パナソニックスタジアム吹田」を上回ったという。

 市の発表によると、2019年10月から2024年3月29日までの募集期間で6億3740万7874円が集まったとのこと。公式ホームページにて「市民・県民を始め全国各地の方々から多額のご寄附をお寄せいただき、誠にありがとうございました。寄附を通じた皆さんからの温かいご支援が大きな後押しとなり、広島サッカースタジアムは、令和6年(2024年)2月に開業を迎えることができました」と報告。

 「これからは、皆さんと共に作った『夢の器』である広島サッカースタジアムが、サッカーのためだけの施設にとどまらず、『街中』の立地を生かし、365日人が集まり、幅広い世代が楽しめる施設となるように取り組んでまいります。皆さんが快適に利用できる施設機能を維持するために、引き続き、皆さんからのご寄附(ふるさと納税)を募集します」と、寄付金の募集継続も案内している。

 西日本のJリーグクラブでは、ここ数年間にわたりガンバ大阪、京都サンガ、ツエーゲン金沢のホームスタジアムが新しくなっている。このうち、パナソニックスタジアム吹田の個人寄付額は6億2215万2091円。エディオンピースウイング広島がわずかに下回っている。

 エディオンピースウイング広島では、今年6月11日にFIFAワールドカップ北中米大会のアジア2次予選・日本代表対シリア代表が開催される。くわえて一部報道によると、日本代表DF伊藤洋輝やDF原口元気ら擁するVfBシュツットガルトが、今年夏にサンフレッチェと対戦する可能性があるという。