ブラジルにて、半世紀以上も胎内に胎児を抱えていた女性が摘出手術を受けた後に亡くなるという事件が発生した。

 亡くなったのはダニエラ・アルメイダ・ヴェラという81歳の女性で、先日感染症でブラジルのマトグロッソ・ド・スル州のポンタ・ポーラ地域病院に緊急搬送。彼女が長年腹痛に悩まされていたと聞いた医師たちは、彼女がガンかもしれないと考え、腹部のCTスキャンを行ったところ衝撃的な事実が発覚したのである。

81歳女性の体内に半世紀にわたりいた”石の赤ちゃん”
(画像=画像は「Daily Star」より、『TOCANA』より 引用)

3D断層撮影のスキャン画像がこちら。腹部を圧迫するように巨大な塊が存在しており、よく見ると頭蓋骨などの一部が確認できる。この症状は結石症として知られており、胎児が死亡しても母親の体内に吸収されない場合に起こる。腹腔内にとどまった胎児は周囲にカルシウムの殻を形成し、大きな塊となるのだ。赤ちゃんが石化してしまう症例は非常に珍しく、1996年の研究によれば同様のケースは290例しか報告されていない。なお、最も古い事例はテキサス州で発見された紀元前1100年頃の人骨で確認されている。

 ダニエラさんは3月14日に手術を受けたものの、翌日に亡くなった。7人の子供と40人の孫という大家族の母であった。

 しかし何故、ダニエラさんの体の異変は長らく見つからなかったのか。実はダニエラさんは最初の妊娠のときから、お腹の中で赤ちゃんが動いているような痛みを覚えていたそうなので、この時には既に「石の胎児」が存在していた可能性も考えられるという。

 娘のロゼリー・アルメイダさんによれば、 「彼女は高齢で、私たちは先住民です。 彼女は医者に行くのが嫌いで、検査をするための器具を怖がっていました」とのこと。また息子のヴァンダレイ・アヴァロ・アルメイダさんは 「ダニエラは腫瘍があるんじゃないかと心配して、医者には行きたがりませんでした。 彼女はただ薬を飲んで、痛みが治まるのを待っていました」と振り返る。これらの要因が重なって、発覚が遅れてしまったのだろうか。

 現在、この石化した赤ちゃんの事例について詳しく知るため、さらなる検査が行われているそうだ。

関連記事:Daily Star

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提供元・TOCANA

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