■学校は通報もせず

クロエさんは頭、左腕、両手、耳の裏などを刺されて流血しているというのに、教職員は保護者への連絡を怠り救急車も呼んでくれない。困ったクロエさんは自分で父親に電話をかけ、泣きながら被害について報告した。

父親が職場から学校に駆けつけたところ、クロエさんは教員6名に囲まれていたが、警察も救急隊も見当たらない。父親は戸惑いながらも「どうして電話してくれなかったのですか」と尋ねたところ、近くにいた職員は「誰かが連絡したのだと思っていました」などと答えたそうだ。