かつて横浜FCに在籍していたブラジル人FWサウロ・ミネイロは現在、ブラジル2部セアラーSCでプレー。先月31日開催のセアラー州選手権・決勝1stレグ(対フォルタレーザEC)で、フランス代表FWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン:PSG)を上回る記録を打ち立てたという。ブラジルメディア『グローボ』が今月19日に報じている。
現在26歳のサウロ・ミネイロは、昨年7月に横浜FCからセアラーへ完全移籍。古巣復帰1年目の2023シーズンにブラジル2部リーグ14試合の出場で1ゴールを挙げると、今季のセアラー州選手権では6試合の出場で2ゴール。特に今月6日開催の決勝2ndレグでは先制ゴールを奪うなど、優勝に大きく貢献している。
母国で結果を残しているサウロ・ミネイロだが、オーストラリアのサッカーデータ分析サイト『カタパルト』によると、同選手は決勝1stレグのフォルタレーザEC戦で時速39.03km/hという驚異のスピードを記録したとのこと。
『グローボ』によると、セアラーの関係者は「サウロ・ミネイロの場合、攻守の切り替えの瞬間に39.03km/hというスピードをマークした。他の選手でも34km/h程度のスピードを記録した選手はいるが、すべてチャンスの場面である。それだけに、サウロ・ミネイロの記録は非常に印象的だ」と語ったという。
なお、ブラジルメディア『ディアリオ・ド・ノルデステ』は今月15日に報じたところによると、セアラーは横浜FCに対していまだにサウロ・ミネイロの移籍金を支払っていないとのこと。同メディアは移籍金額を60万ドル(当時約8400万円)と伝えた上で、「セアラーは横浜FCに対して、移籍金の分割払いを提案。しかし横浜FCは一括払いを求め、セアラーの提案を却下した」とリポート。セアラーには国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を科される可能性があるという。
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サッカー選手のトップスピード記録
1位:スフェン・ボトマン(ニューカッスル・ユナイテッド)-39.21km/h
2位:サウロ・ミネイロ(セアラーSC)-39.03km/h
3位タイ:ダルウィン・ヌニェス(リバプール)-38.00km/h
3位タイ:ブルーノ・エンヒキ(CRフラメンゴ)-38.00km/h
5位:キリアン・エムバペ(PSG)-37.90km/h
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