サステナブルな海底熟成ワインセラー事業「tlass SEA CELLAR(トラス・シーセラー)」がローンチし、1stエディションとなる3種のワインが、応援購入サービス「Makuake」にて先行予約を実施している。
“海のテロワール”が創るワインは現在、奄美大島の海底で熟成中。その栓を開けることができるのは、7月以降となる。
4万ドルという高値を付けた海底熟成ワイン
ワインの海底熟成は、バルト海の沈船の中、約170年間も熟成されていたシャンパーニュが、オークションで4万ドルという高値を付けたことで話題に。
その味わいは、通常の環境下で保管するよりも熟成スピードが変化することで、長期熟成したかのような、まろやかで深みのあるものになると言われている。
奄美大島の海にマッチするワインを丁寧にセレクト
海底熟成はその工程や作用を数値化することが困難で、まだまだ“ミステリー”な部分が多い分野でもある。
そこで今回は、ワイン学位の最高峰であるマスター・オブ・ワインを持つ大橋健一さんをアドバイザーに迎えつつ、奄美大島の海にマッチする海底熟成用のワインを丁寧にセレクト。
また、海とワインへの負荷を最小限に抑えた、専用のワインセラーを独自開発。厳選した12種類のワインを水深20mの海底に沈め、2か月ならびに5か月の熟成を経た後にテイスティングを重ねたという。
それでは、選び抜かれた3種の海底熟成ワインを紹介していこう。
ラベントス・イ・ブラン ブラン・ド・ブラン(スパークリング)
スペイン北東部の超高品質スパークリングワインは、繊細な泡立ちや爽やかな酸味、フルーティな余韻が特徴。海底熟成によって複雑性が向上し、ほのかに円熟味のあるテクスチャーが感じられるという。
トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン2022(白)
海底熟成のポテンシャルが高く、味わいの深みが増す結果になっているというソーヴィニヨン・ブラン種。トゥーレーヌ地区の同種は、タイトなテクスチャーや酸の高さを特徴とするため、海底熟成によって飲みやすさが増すようだ。
ビルヘン デル ガリル マルーシャ メンシア(赤)
いま注目のスペイン品種・メンシアは、濃厚でフルーティな味わいが特徴。同系統のカベルネ・ソーヴィニヨンと同じく、海底熟成によって口当たりがまろやかになり、エクセレントな味わいが期待できる。
世界的にも希少な“海のテロワール”が創るワインは、大切な人とゆっくりと味わいたい、特別な1本になるだろう。
tlass SEA CELLAR
価格:各20,000円~/本(税込)
熟成期間:6ヶ月(2023年12月〜2024年6月予定)
デリバリー予定:7月以降
※「Makuake」超早割・20%オフ価格
(zlatan)