ジャマル・ムシアラ 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)に所属するドイツ代表MFジャマル・ムシアラ(21)の獲得に興味を持っているようだ。イギリス『チーム・トーク』が伝えた。

 2019年夏にチェルシーからバイエルンの下部組織に加入したムシアラは、2020年6月にクラブ史上最年少でプロデビュー。圧倒的なテクニックを活かしたボールコントロールや高水準のパス精度を武器に若くして主力に定着すると、今季もここまでブンデスリーガ24試合で10ゴール6アシストの数字を残している。

 そんなムシアラに対して、ジョゼップ・グアルディオラ監督が攻撃的な中盤のオプションの増加を望んでいるシティが今夏のトップターゲットに設定。昨夏にシティを去ったドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンとアルジェリア代表MFリヤド・マフレズの代役を確保できなかったのが要因だとされている。

 古巣のチェルシーも視線を注いでいるなかで、攻撃強化を画策しているユナイテッドも新たにドイツ代表MFの争奪戦に加わる予定だという。ただ、バイエルンが放出を拒否している同選手獲得に向けた動きは見せていないようだ。

 なお、ユナイテッドはサー・ジム・ラトクリフ氏が会長を務めるイギリスの多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』に25%の株式を売却したことから新体制に移行しているユナイテッドは、今夏に複数ポジションの補強に動くとみられおり、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドを補完するために前線の強化に動くと予想されている。