DFジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪)擁するU23インドネシア代表は、今月21日開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ最終節で、ヨルダン代表を4-1で下してベスト8入り。準々決勝でU23日本代表、韓国代表いずれかと対戦することが決まったが、韓国人のシン・テヨン監督は韓国との対戦を望んでいないという。
インドネシアはグループAでカタール、オーストラリア、ヨルダンと同居。初戦で開催国のカタール相手に0-2と敗れたが、第2節ではオーストラリア相手に1-0と勝利。ヨルダン戦でも白星を飾ったことにより、グループ2位通過が確定した。
グループA2位のインドネシアは、決勝トーナメント1回戦(準々決勝)でグループB1位と対戦。グループBはすでに日本と韓国のグループステージ突破が確定しており、22日に行われる日韓戦の結果により1,2位が決まる。
当然ながら、インドネシア代表率いるシン・テヨン監督も日韓戦の行方に注目している。韓国メディア『NEWSIS』が21日に報じたところによると、指揮官はヨルダン戦後の会見で「グループステージを突破できて、とても嬉しい。選手たちに感謝している。パリ五輪本大会出場権獲得という目標の50%は達成できた」とコメント。準々決勝の対戦相手について、以下のようなコメントを残している。
「準々決勝の相手が韓国か日本かはわからないが、22日の試合(日韓戦)を見てから準々決勝に向けての準備をする。私個人としては、韓国とは決勝で対戦したい。準々決勝よりも決勝で対戦して、一緒にパリ五輪へ行けたらと思っている」
「日本はスピードと個々の能力に優れたチーム。我々にとっては非常にタフな相手だ。もし日本と対戦するとなれば、厳しい試合になるだろう。彼らはコンパクトにプレーするから、気をつけないといけない」
なお、シン・テヨン監督は「私はインドネシアサッカーはどん底に落ちた時に、監督を引き受けた。インドネシアサッカーが歴史を作りながら発展していくのを見るのは、幸せで良い気分だ」と、自身の貢献度を強調。インドネシアサッカー協会との契約期間が今年6月までであるが、契約延長の可能性については「お互いに考えなければならないことがある」と明言を避けたという。