町田ゼルビアの選手たち 写真:Getty Images

 黒田剛監督率いる町田ゼルビアは、今月21日開催の明治安田J1リーグ第9節FC東京戦で2-1と勝利。ネット上では、試合中から時間稼ぎを巡って様々な意見が挙がっている。

 町田は14分にMFナ・サンホのゴールで先制したものの、21分にFW小柏剛のPKで同点に追いつかれる。それでも25分にFWオ・セフンのゴールで勝ち越し。その後は、FC東京にボールを持たせる中で何度もロングボールやロングスロー、セットプレーなどからチャンスを演出。追加点を奪えなかったが、勝ち点3を手に入れた。

 プレー強度の高さやロングスロー、ロングフィードを武器とする一方、ファウル数の多さやタックル、時間稼ぎ等で複数回にわたり批判を浴びている町田。FC東京戦では、「露骨な時間稼ぎはそこまで無かった」「思ったほど荒くなかったし、時間稼ぎもしてなかった」といった声がX(旧ツイッター)上で挙がる一方、「町田の時間稼ぎはなかなか長かった」「谷晃生が時間稼ぎしていた」と対照的な感想も見られる。

 また、後半途中のオフサイド判定における町田のプレーも話題に。「オフサイドと分かっていて、相手がボールに触るまで時間稼ぎに来ている」という指摘が飛んでいるほか、「ルール上問題ないとしても、あのオフサイドの時間稼ぎは酷いと思う」「日頃どんなことを教わったら、こんなプレーを思いつくのか」といった声も湧き起こっている。

 なお、町田の時間稼ぎを巡っては、FC東京OBの大久保嘉人氏がインターネット動画配信サービス『DAZN』で先月11日配信の「やべっちスタジアム」に出演した際に「時間稼ぎなんて勝っていればどのチームもやるから。結果を出しているので、まわりは何も言えないと思う」と町田批判に反論していた。