U23韓国代表 写真:Getty Images

 U23韓国代表は、今月22日開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ第3節で、大岩剛監督率いるU23日本代表と対戦。日韓戦を前に、ファン・ソンホン監督が日本のプレースタイルを分析するとともに、自国代表の抱える問題に言及した。

 韓国はグループステージ初戦で、UAE代表を1-0で下すと、19日開催の中国戦でも2-0と勝利。日本と同じく2戦2勝でベスト8入りを決めたが、中国戦ではDFソ・ミョンガンがハムストリングを痛めて途中交代したほか、後半アディショナルタイムにはDFビョン・チュンスが累積2枚目のイエローカードを貰ったことにより、日本戦で出場停止に。韓国メディア『SPO TV』は「遅延行為による無駄なカードだった」とビョン・チュンスを批判している。

 『聯合ニュース』が20日に報じたところによると、ファン・ソンホン監督は中国戦後の会見で、センターバックを本職とする2選手を日本戦で欠く可能性について訊かれると、「難しい状況であることは明らかだ。会見している今も、頭がクラクラするほど悩んでいる」とコメント。ビョン・チュンスの遅延行為に対する不満も覗かせたという。

 日本の印象については「日本は長い時間をかけて組織力を強化してきたチーム。組織力という観点で見ると、今大会の参加国の中ではトップレベルだと思う。前線からのプレッシャーのかけ方、ビルドアップのやり方の種類が豊富なので、スピードという面では慎重にならざるを得ない」と分析。「日本と対戦する相手にとっては、やや難しい試合になりがりだと思う」と難敵であることを認めたという。

 なお、日本と韓国はともに勝ち点6、得失点差+3、総得点3で直接対決に臨む。そのため、日韓戦で引き分けに終わった場合、フェアプレーポイント(カードの数)により順位を決めず、後半終了後にPK戦を実施。PK戦の結果で順位付けをすることになっている。