■血液に疾患が見付かる

きっかけはンゴンさんが21歳の時だった。それまでは白米、肉、魚、野菜などの食事をとっていたが、次第に体調不良に陥り、視界はぼやけ、胃痛や嘔吐を繰り返すようになった。

病院で検査を受けたところ血液の疾患が見付かり、治療を始めたものの良くなる気配はなかった。「長くは生きられない」と思うようになってからは治療もやめ、しかし途方に暮れてしまったという。