■犯行直後に逃走した男を追う

フュッセン警察は、マリエン橋にいた観光客から「2人の女性が谷底に倒れている」との通報を受け、ただちに山岳救助隊に救助を要請した。

さまざまな目撃談から殺人事件を強く疑い、25台の緊急車両が出動する大がかりな捜査とある人物の捜索を開始。ほどなくして、現場から逃走していたアメリカ国籍の30歳の男を殺人および殺人未遂、性的暴行の容疑で逮捕した。

■50メートルほど滑落

女性たちは崖から50メートルほど滑落し、21歳の女性はほぼ即死。22歳の女性も重傷を負っており、ヘリで近くの病院に搬送されたが予断を許さない状況だという。

警察の取り調べに対し、男は「道を外れた所で片方の女性を押し倒したところ、彼女の友人に邪魔され、腹が立ったため首を絞めて渓谷に投げ落とした」「その後に女性を強姦し、彼女も同様に投げ落とした」などと供述している。