クラブ・ブルッヘ所属MF本間至恩は、今月18日開催のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)PAOK戦でベンチ入りも出番なし。クラブNXT(クラブ・ブルッヘのセカンドチーム)の一員として、20日にFW後藤啓介擁するRSCAフューチャーズとの一戦を控える中、来季からトップチームで出場機会を得る可能性が浮上している。
本間は2022年7月に新潟からクラブNXTへ完全移籍。翌年5月28日に行われたベルギー1部プレーオフのKRCヘンク戦でトップチームデビューすると、6月4日のユニオンSG戦で1ゴール1アシストと逆転勝利の立役者に。結果を残しただけにトップチーム定着が期待されていたが、今季もクラブNXTの中心選手としてベルギー2部リーグでプレー。トップチームでは3試合の出場にとどまっている。
そんな中、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』は今月17日にベルギー1部クラブの監督人事を特集。これによると、クラブ・ブルッヘ、ロイヤル・アントワープ、KRCヘンクの3クラブが監督交代を検討しているほか、トルステン・フィンク監督はシント=トロイデンVV(STVV)との契約を2025年6月まで残しているが、今年夏にもステップアップの可能性があるという。
また、フィンク監督のもとにはベルギー国内2クラブからオファーが届いている模様。オファーを提示したクラブは明らかになっていないが、クラブ・ブルッヘ、ロイヤル・アントワープ、KRCヘンクの可能性があるとのこと。『Het Nieuwsblad』は「スイス1部バーゼルやヴィッセル神戸の元監督でもあり、若手選手にチャンスを与える。自己批判的でもある」と、フィンク監督の特徴を説明している。
今季ベルギー1部リーグのレギュラーシーズンを4位で終えたクラブ・ブルッヘは、現時点でフィンク監督を招へいするか不透明だ。ただ、Jリーグや日本人選手に詳しく、若手選手を積極的に起用するだけに、元神戸指揮官がクラブ・ブルッヘ入りするとなれば、本間にチャンスが訪れる可能性は十分に考えられる。