定年を60歳から65歳に引き上げる企業も増加し、以前に比べてリタイアの年齢が引き上がっている。また健康な高齢者も増え、定年後もアルバイトなどで働きに出る人も少なくない。内閣府が3月15日に発表した「生活設計と年金に関する世論調査」では、何歳まで仕事をしたいかという質問に対し、「61歳以上」という答えが71.1%に。さらに「71~75歳まで働きたい」という人も11.4%いることが判明。内閣府の調査結果を受け、ネット上では「いつまで働きたいか」が話題になっている。

(画像はイメージ)、『BCN+R』より引用)
働く? 隠居? 幸せなシニアライフとは
やはり多いのは、なるべく早く引退したいという声。「リタイアできるならなるべく早くリタイアして、自分の好きなことをやりたい」「老後のゆったりした生活のために今頑張ってるから、老後は働かずに暮らしたい」などの意見が相次いでいた。
一方で、「定年の年齢を過ぎても働きたくはないけど、お金が心配」という声も多い。内閣府の調査でも、「その歳まで働きたい理由」として最も多いのが「生活の糧を得るため」の75.2%だった。
平均寿命も長くなっており、「100歳くらいまで生きる可能性があるなら、働けるうちは働いておかないとお金が不安」「いつまで生きるかわからないんだから、なるべく長い間稼いだ方がいいよね」という声も。
さらに、働くことにお金以外の意味を見出している人も多い。「認知症予防のために社会とつながっていたい」や「働くこと自体がやりがいだし、生きがいになると思う」という意見もある。
他にも「友だちも少なくなってくるし、職場での交流が大切になりそう」「何かあった時に無断欠勤や遅刻で気づいてもらえる」など、高齢で働くことのメリットも数多くあげられているようだ。周囲に家族や親せきがいない場合は特に、社会と交流があること自体が安心感につながるのではないだろうか。
いつまで働くか人生設計は人により様々だが、いずれにしても心身ともに健康で幸せなシニアライフを送りたい。(フリーライター・井原亘)
提供元・BCN+R
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