世界を魅了するヴァイオリンの音色を生で体感しよう。

4月26日(金)に、東京・大手町にある日経ホールで「ボリス・ベルキン ヴァイオリン・リサイタル」が開催される。このリサイタルでは、ヴァイオリンの巨匠ボリス・ベルキン氏が、ピアニストの野田清隆氏と共にステージに登壇。チケットは現在、カンフェティで販売中だ。

ヴァイオリンの巨匠ボリス・ベルキン氏が来日

ベルキン氏は1973年にソヴィエト連邦ヴァイオリンコンクールで優勝し、翌年西側に亡命。以来、世界の名指揮者や一流オーケストラとの共演を重ね、クラシック音楽界で高い評価を受け続けてきた人物だ。アルバムも数多くリリースし、その芸術性を広く伝えている。

彼の演奏の特徴は“深い深い優しさ”。聴く人を包み込むような音色で、多くの人々を虜にしている。使用する楽器は1754年製のG. B. ガダニーニ。その豊かな音色が彼の演奏の魅力を一層引き立てる。

ベルキン氏と野田氏の音色に酔いしれる

今回、そんなベルキン氏が来日。ピアニストの野田清隆氏とステージに上がり、モーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ 34番 変ロ長調 K.378」、シューベルトの「ヴァイオリン・ソナタ(グラン・デュオ) イ長調 D574」、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」を披露する。

今回のリサイタルが、ベルキン氏と野田氏の初共演。

野田氏もまた卓越した才能を持つピアニストで、日本音楽コンクールでの優勝をはじめ、国内外で高い評価を受けている。野田氏は現在、東京学芸大学の准教授としても活躍。また、2022年から田代俊文氏に指揮を師事し、新たなステージへと歩みを進めている。絶え間ない研鑽と学術的な背景も、彼の演奏に深みを加える一因に。

彼らの奏でるクラシック音楽による、記憶に残る一夜を過ごしてみてはいかがだろうか。

第545回日経ミューズサロン「ボリス・ベルキン ヴァイオリン・リサイタル」
日時:4月26日(金)18時開場/18時30分開演
会場:日経ホール
所在地:東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階
チケット料金:4,000円(税込/全指定席)他

(IKKI)