自分の好みはなかなか変わらないが

歳を重ねると自分のスタイルが簡単には変えられません。私のワードロープは圧倒的に黒が多く、ほぼダーク系で占められています。シャツもダーク系が多く、パンツもブーツカットが基本です。なかにはフレアタイプ(昔のベルボトム)も多数あります。

ストールも20本くらい持っています。高校生の頃からストールを巻いているので、俳優の中尾彬さんよりもキャリアは長いと思います。

だいぶメタボってはきたものの、184cmの高身長で見た目にはスマート(お世辞かも知れませんが)だと言われます。髪の毛は細くはなったものの、逆毛を立ててブローに時間をかけてハードスプレーを駆使してフサフサしているように見せています。

DCブランド世代の私にとって服を購入するのは百貨店です。40代くらいの頃でしょうか、ある百貨店での出来事になります。販売員と次のようなやり取りをしました。

尾藤:「これ、私みたいな中年でも大丈夫かね?少々若づくりかなー」

販売:「大丈夫ですよー。どんな服にも合わせやすい色ですしー」

「私みたいな中年」。これは自らを謙遜しているのであって本気ではありません(苦笑)「大丈夫ですよー」というコメントは、私が中年であることを認めた発言でもあるので、この時点で買う気が失せています。

販売員の気持ちもわかるのですが、どこのブランドに行っても、「売りたい臭」を感じて、足が遠のくようになりました。販売員とのやり取りが面倒だと思うようになり、ここ10年くらいはネット通販での購入が増えました。

自分の似合うってどんな服

ショッピングは楽しいはずですが、私の服装は10年くらい変わっていません。「慣れている服=自分に似合う服」という固定概念があり変化できないのです。このようなときに、本書のような診断があればとても便利だと思いました。

パーソナルカラーと骨格診断の専門知識にもとづき、12タイプとそれぞれに似合うファッションが1冊ごとに紹介されています。本書を読むことでファッションセンスがアップするかも知れない?!

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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