親の存在が必要な年齢の子供を捨て、自分の欲望に走った母親がこのたび逮捕された。「最低だ」と世間に大きな衝撃を与えていることを、アメリカの『People』や『Yahoo!』などが報じた。

■恋人と暮らすため息子を一人に

フランス西部のシャラント県ネルサックに暮らすアレクサンドラという女(39)が、逮捕された。2020年から2年間にわたり恋人の男性と暮らすために家を出ており、まだ親の手を必要とする幼い息子(9)に一人暮らしをさせたことが問題となった。

息子は日持ちのするケーキや缶詰、盗んだトマトなどを食べて日々の空腹をしのいでいた。暖房や温水、電気が使えない日もあったという。アレクサンドラは数キロメートル離れたアパートに恋人と住み、自宅を時々訪れては、息子に食料品を置いていくだけだった。

そんな状況にもかかわらず、息子は毎日きちんと学校へ。ネルサックのバーバラ・クチュリエ市長は、「成績が優秀だったと聞いた」と述べている。