スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正は、今月16日開催のポルトガル1部リーグ第20節延期分のファマリカン戦で途中出場。契約延長合意報道が飛び交う中、現地メディアが同選手に不安材料を指摘している。
今季もルベン・アモリム監督のもとで主力選手として活躍している守田。今年2月のAFCアジアカップ準々決勝敗退後も、リーグ戦10試合中8試合でスタメン出場するなど、チームの上位躍進に大きく貢献。ただファマリカン戦では後半23分からプレーしていた。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』は、ファマリカン戦前日に「守田の人生は複雑?チーム内で脅威にさらされている」という見出しのもと、同選手の現状を分析。中盤センターを本職とするMFダニエル・ブラガンサの台頭が著しいことに触れた上で「守田はブラガンサとは対照的に、苦しい日々を送っている」と日本代表MFのパフォーマンス低下を指摘。
「アモリム監督はファマリカン戦で守田とブラガンサのどちらをスタメン起用するか悩んでいる」と伝えていたが、指揮官は後者を選択。チームが優勝争いを繰り広げる中、ブラガンサの今後次第では守田の起用法に変化が生じる可能性もあるという。
なお、ポルトガル紙『レコルド』が今月11日に報じたところによると、守田とスポルティングCPは今年2月から交渉を進めた結果、2026年6月から2年間の契約期間延長で合意。年俸は45万ユーロ(約7200万円)から75万ユーロ(約1億2000万円)にアップするほか、契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられるという。ただ、絶対的なレギュラーから控え要員に降格するとなれば、新契約締結にも影響が出るかもしれない。