横浜FC所属FW伊藤翔は、今月14日に行われた明治安田J2リーグ第10節の藤枝MYFC戦でスタメン出場。試合後、SNSを通じて主審の判定に異議を唱えたことにより、ファン・サポーターの注目を集めている。
問題視されているのは、横浜FCが1-0とリードで迎えた前半24分のシーン。横浜FCは右サイドからMFユーリ・ララがクロスを上げると、ファーサイドでFW小川慶治朗がヘディングで折り返し。ゴール前に飛び込んできた伊藤がボールを収めたが、GK北村海チディのスライディングを受けて転倒。北村がボールをキャッチした後もホイッスルは吹かれず、伊藤は立ち上がって激しいジェスチャーを交えながら、ペナルティエリアでファウルがあったと主張していた。
試合後、X(旧ツイッター)ではインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンのみ切り取った動画が拡散。「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)があればPK」「VAR無いのが響いたな」「北村はボールにチャンレンジしているように見えるけど…」などと、ノーファウル判定に対する疑問の声が飛んでいる。
すると、伊藤本人も14日夜にXで拡散されている動画投稿を引用。「これファールでしたね」と私見を述べたほか、とあるサポーターのメッセージに返信する形で「これがファール取られないんだから今日は僕の日じゃなかったですね!」と投稿している。
ただ一方で、一部からは「判定について片方の意見で断定すること、無断で試合映像を使っている元ポストを引用したことについて、クラブはSNSの使い方を指導した方が良い」「これは伊藤本人が言ったら絶対ダメなやつ」「あまり触れない方が良いのでは?」といった指摘が。審判の判定に対して不満を抱いているとはいえ、SNS投稿に対する慎重さが求められている。