山根視来(ロサンゼルス・ギャラクシー)

川崎フロンターレで一時代を築き、2022カタールW杯でも日本代表に選出されたDF山根視来は、30歳の今年、初の海外挑戦の舞台にロサンゼルス・ギャラクシーを選択した。2016年に湘南ベルマーレでプロデビューを果たした山根は、2020年に川崎へと移籍。明治安田生命J1リーグ連覇や天皇杯優勝に貢献するなど、右サイドバックとして輝かしい成績を収めた。

カタールW杯アジア最終予選の第9戦(対オーストラリア代表2-0)でスタメン出場した際には、後半85分に山根がFW三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)へと出したパスが値千金の先制点に繋がるなど、サイドバックながら攻撃的センスの高さも評価されている。ギャラクシーではここまで7試合すべてに先発フル出場と、新天地でも着実に信頼を勝ち取っている山根。このままの勢いでチームを優勝に導き、再び日本代表に返り咲くことが期待される。

久保裕也 写真:Getty Images

久保裕也(シンシナティ)

2012年、アルベルト・ザッケローニ監督が指揮していた日本代表に、わずか18歳でA代表召集されたのが現在MLSのシンシナティでプレーするFW久保裕也だ。その後しばらく代表からは遠ざかったものの、2016年スイス1部のBSCヤングボーイズ所属時代にバヒド・ハリルホジッチ監督下の日本代表に再び召集され、そこから約2年間は代表に定着した。A代表通算13試合出場2得点の活躍を残すも、結果的にはハリルホジッチ監督の解任と同時にそこから代表への召集はなくなってしまった。

2020年にベルギー1部のKAAヘントからシンシナティに移籍。今シーズンで5年目を迎える久保は既にMLSで通算100試合に出場しており、2023年末には2025シーズン終了までの契約延長(さらに1年間の契約延長オプション付)が発表された。チームから信頼され、MLSで充実の時を過ごしているようだ。


高丘陽平 写真:Getty Images

高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス)

現在MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに所属しているGK高丘陽平。横浜FCの下部組織から2014年にトップチームへと昇格しプロデビューを果たす。2018年、サガン鳥栖への期限付き移籍を経て翌2019年に完全移籍。その後2020年に横浜F・マリノスへ加入すると、2022シーズンにはJ1リーグ全試合に出場し、チームはリーグ最少失点を記録。ベストイレブンにも選出される大活躍で横浜FMの優勝に貢献した。

2023年、横浜F・マリノスから完全移籍でホワイトキャップス加入した高丘。183センチとGKにしては上背がないものの、安定したパフォーマンスと高い足元の技術でレギュラーの座を掴んでいる。このまま安定したプレーを続けることができれば、高丘が日本代表に召集される日もそう遠くはないかもしれない。


MLS(メジャーリーグサッカー) 写真:Getty Images