齋藤学 写真:Getty Images

 アスルクラロ沼津所属の元日本代表FW齋藤学が、今月14日に明治安田J3リーグ第10節の大宮アルディージャ戦を控える中、古巣の横浜F・マリノスに対する思いを告白。昨季ベガルタ仙台でチームメイトだったMF氣田亮真のモンテディオ山形移籍に関する一部報道にも言及している。

 かつて横浜FMの主力選手として活躍していた齋藤は、2017シーズンに背番号「10」を着用し、キャプテンとしてチームをけん引。右膝前十字靭帯損傷による長期離脱の際には周囲から多大なサポートを受けていたが、2018年1月に川崎フロンターレへ。ライバルクラブへのフリー移籍を受けて、横浜FMサポーターからの批判が相次いでいた。

 齋藤による禁断の移籍が今もなお語り継がれる中、氣田も似たような境遇に遭ったと言っても過言ではない。同選手はV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタートしたが、2021年に手倉森誠監督とともに仙台へ移籍。仙台では3年間プレーしていたが、昨年12月に山形へ。みちのくダービーで激突するライバルクラブ間の移籍であるだけに、SNS等を通じて仙台サポーターから厳しいメッセージが送られている。

 一部報道によると、氣田は元チームメイトの齋藤から移籍に関して助言を貰ったとのこと。ただ、記事に掲載されていた同選手の言葉に対して、一部の横浜FMサポーターからは驚きの声が挙がっている。

 そんな横浜FMサポーターの声に対して、齋藤本人はX(旧ツイッター)を通じて「なんだか、変な感じで伝わっちゃってますかね。すみません」と謝罪した上で、「感謝しかしてないですよ」と自身の思いを伝える。

 また一部の報道内容に対しては、「仙台から山形への移籍が決まって、いろいろな声がある中での氣田とのやり取りの一部だったので、伝わり方は難しいですが、こんな切り取り方はのぞんでません」と本音を吐露。横浜FMサポーターをはじめ、サッカーファンに誤解を与える可能性があると主張した。

 なお、氣田は今月13日開催の明治安田J2リーグ第10節ベガルタ仙台戦でスタメン入り。敵地に乗り込んでの古巣対戦で、どのようなプレーを見せるのか注目が集まる。