栃木県の真岡市や芳賀郡を中心に無料の地域情報紙「真岡新聞」を発行している真岡新聞社は、3月29日号で休刊を発表しました。新型コロナウイルス禍後に広告売り上げが大きく減少したことなどが理由で、同社は破産に向けて手続きを進めています。
真岡新聞は1983年5月に創刊。週1回、8~12ページのタブロイドで地域の話題や催しのニュースのほか、求人に特化した広告などを掲載。同社によると発行部数は約6万部で、2014年から真岡市内全域と宇都宮市東部地区約4万2千世帯に全戸配達し、益子、茂木、市貝、芳賀の芳賀郡4町と上三川町では計約1万8千部を新聞折り込みで配布していました。
コロナ禍により、広告の売り上げが約3割落ち込む一方、印刷代や配布にかかるガソリン代などの経費が膨らみ採算が悪化し、特にここ1年ほど資金繰りが厳しい状況に追い込まれたとしています。
すでに編集や営業に絡む従業員12人と配布業務を行うアルバイト約60人を3月末で全員解雇済。
提供元・RTB SQUARE
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