浅野拓磨 写真:Getty Images

 日本代表FW浅野拓磨には、今季限りでVfLボーフムを退団する可能性が浮上。サンフレッチェ広島復帰報道も飛ぶ中、ドイツメディアが同選手の国外移籍を予想している。

 浅野は広島、アーセナル、VfBシュツットガルト、セルビア1部パルチザンなどを経て、2021年6月のボーフムと3年契約を締結。加入1年目から出場機会を確保すると、今季もここまでリーグ戦24試合出場で6ゴールをマークしている。

 ただ一方で、ボーフムはブンデスリーガ第28節終了時点で5勝11分12敗と15位に低迷。2部自動降格圏の17位ケルンとの勝ち点差はわずか4。降格の場合には、浅野をはじめ主力選手の放出が避けられない見通しだ。

 チーム状況が芳しくない中、ドイツ紙『ビルト』は今月11日に「ボーフムはブンデスリーガ残留を果たしたとしても、半数の選手を放出する可能性がある」という見出しのもと、同クラブ所属選手の去就を特集。これによると、今季終了後に契約満了を迎える浅野は、現時点で契約延長交渉が行われているものの、退団に向かっているとのこと。移籍先はドイツ国外と予想されているが、同選手に関心を寄せているクラブの名前は記事に明記されていない。

 なお、『ビルト』が今年1月に報じたところによると、選手側は100万ユーロ(約1億6000万円)未満から150万ユーロ(約2億4000万円)への年俸引き上げを要求。クラブは難色を示しており、交渉は平行線をたどっているものとみられている。