パウリーニョ 写真:Getty Images

 ブラジル1部コリンチャンス所属の元ブラジル代表MFパウリーニョに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。ヴィッセル神戸や浦和レッズが移籍先候補という噂がネット上で飛び交っている。

 現在35歳のパウリーニョは、FWネイマール(アル・ヒラル)らとともにブラジルW杯、ロシアW杯でプレー。トッテナム・ホットスパー、中国の広州FC(旧広州恒大)、バルセロナ、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジFCなどを経て、2021年12月にコリンチャンスへ復帰していた。

 ただ、復帰後は左膝の靭帯損傷という大怪我で2度にわたり長期離脱。今季も開幕からベンチ外が続いていたが、今月10日開催のコパ・スダメリカーナ・グループステージのナシオナル戦で1年ぶりに復帰。77分からピッチに立っていた。

 パウリーニョの復帰にファン・サポーターが湧く中、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』は試合後に「彼の去就は不透明だ。今年6月末に契約満了を迎えるが、クラブ首脳陣は決断を下すまでもう少し待ちたいと考えている」と伝えている。

 また、ブラジルメディア『グローボ』が今月6日報じたところによると、同選手のもとには日本、中国、UAE、カタールのクラブからオファーが届いているが、選手側はコリンチャンスとの契約延長を最優先する模様。くわえて日本サッカーを専門に扱う『Jリーグインサイダー・ブラジル』は11日、X(旧ツイッター)で「浦和と神戸がパウリーニョの獲得に動いている。両クラブは今季途中にブラジル人MFとの契約を検討」と投稿している。

 なおコリンチャンスは、かつて名古屋グランパスでプレーしていたFWジョーの古巣であり、過去に7度ブラジル1部リーグを制覇。2023シーズンは13位とかろうじて1部リーグに残留している。バルセロナで元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとチームメイトだったパウリーニョの去就に注目が集まる。