■「これ天才の発想だろ」

傘を水平に持ちながら歩くと、先端部分が背後の人に当たってしまう恐れが。さらに、場所が高低差の生まれる階段となると、目に当たるリスクも非常に高くなってくる。しかし、今回のツイートにある「ホルスター」を使用すれば、安全に傘を持ち運びできるのだ。

雨の日に出会ったスーツの男性、その手元に目を疑う… 最高すぎる「擬態」に称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

前出のツイートは投稿から数日で1万件以上のRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「細かい部分までしっかり作られてるのポイント高い」「こういう傘なら、テンション上がって忘れないな」「これ天才の発想だろ」「男子ってほんと、こういうの好きよねー」などなど、称賛の声が多数寄せられていたのだ。

以前ツイッター上では傘を水平に持つ危険性が話題をなっており、ツイート投稿主・鰐軍壮さんは「このアンブレラホルスターならば銃の銃口同様に自然と傘先に注意が向き、不意に人に刺す危険性も無くなるのでは、と思いました」と、今回の投稿経緯について振り返っている。

そこで今回は、鰐軍壮さんの知人にして、話題のホルスター製作者である「山葵(わさび)」さんに、詳しい話を聞いてみることに…。

■「誕生の経緯」が最高すぎる…!

今回の取材を快諾してくれた山葵さんは、映像作品などの衣装・小道具やテーマパークの装飾品などを製作する「特殊造形屋」として活動する人物。

雨の日に出会ったスーツの男性、その手元に目を疑う… 最高すぎる「擬態」に称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

話題の逸品「アンブレラホルスター(先端管理補助具)」が誕生した経緯について尋ねてみると、山葵さんからは「男の子なら誰しも『長い棒』があれば、それを武器として見立てて遊んでいた過去があると思います」「その童心のまま大人に(さらにミリオタに)なったら、傘をアサルトライフルに見立てるのは良くあること(?)でして、こちらを大人の玩具ガジェットとして形にしてみた物がアンブレラホルスターです」と、なんとも粋な回答が返ってきたのだ。

雨の日に出会ったスーツの男性、その手元に目を疑う… 最高すぎる「擬態」に称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

Sirabee編集部では以前、傘を用いた「アバンストラッシュ」および「牙突」の練習経験について調査を実施したことがあるが、やはり界隈が変わると、傘の活用法も変わるよう。

雨の日に出会ったスーツの男性、その手元に目を疑う… 最高すぎる「擬態」に称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

アンブレラホルスターは以前、ミリタリー系即売会やコミックマーケットなどで販売していたが、完全個人生産につき「現在、生産販売はしていない」とのことであった。しかし、山葵さんからは「金型等での量産を模索中…」との呟きも見られ、思わず期待してしまう。

雨の日に出会ったスーツの男性、その手元に目を疑う… 最高すぎる「擬態」に称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

今回、改めて話題となったことについては「梅雨の季節になると傘の利用が増えるので、注目を集めたり話題となって 『傘の持ち方』への考え方が広まることは、嬉しく思います。 遊び心を持ったガジェットの開発があちこちで上がってくれると、尚嬉しいです」とのコメントが得られたのだった。

持ち方を誤ると、銃同様に「危険な武器」となってしまう傘。鰐軍壮さんのコメントにもあったように、先端を「銃口」と考えると、持ち運びの際にも注意が向きそうである。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

提供元・Sirabee

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