ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧に、移籍の可能性が再浮上。MF堂安律所属のSCフライブルクをはじめ、少なくとも4クラブが関心を寄せている一方、デュッセルドルフと契約延長の可能性もあるという。
ドイツ紙『ビルト』が今月9日までに伝えたところによると、デュッセルドルフが今季ブンデスリーガ昇格を果たした場合、2025年6月に満了を迎える田中との契約延長、年俸大幅アップが濃厚とのこと。一方で昇格を逃した場合は、予算が2300万ユーロ(約38億円)と限られていることもあり、同選手の放出は避けられないという。
また、ドイツメディア『Liga-zwei』は日本代表MFの去就について「今季終了後にどうなるかは、依然として不透明」とした上で、DF伊藤洋輝やMF原口元気擁するVfBシュツットガルト、フライブルク、イングランド方面からの関心を伝えている。
現在25歳の田中は、2021年夏に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍。加入1年目からドイツ2部リーグで29試合に出場するなど、プレータイムを確保。昨季終了後、クラブ幹部に対して移籍を申し出るなど、以前から1部リーグでのプレーを望んでいる。
今季もここまでリーグ戦26試合の出場で6ゴール4アシストと結果を残している田中。特にAFCアジアカップの日本代表メンバー落選以降は、リーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で2ゴール3アシストと結果を残しているが、今月はじめに急性虫垂炎のため手術。直近2試合を欠場している。今年3月には『ビルト』がDF板倉滉、FW福田師王擁するボルシアMGからの関心を伝えているだけに、水面下で複数クラブが田中の争奪戦が繰り広げていると考えられる。