トヨタが定番セダン&ワゴンのカローラ/カローラ・ツーリングとスポーツハッチバックのカローラ・スポーツをマイナーチェンジ。機能装備のアップグレードを図って訴求力を向上。カローラ/カローラ・ツーリングにはスポーツ志向の特別仕様車「アクティブ スポーツ」を新設定

トヨタ自動車は2024年4月2日、カローラ/カローラ・ツーリング/カローラ・スポーツを一部改良して発売した。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲トヨタ・カローラ・ハイブリッドW×B(2WD) 価格:286万8300円 全長4495×全幅1745×全高1435mm ホイールベース2640mm 車重1370kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費27.9km/リットル 写真のボディカラーはプラチナホワイトパールマイカ、『CAR and DRIVER』より引用)

車種展開は以下の通り。

■カローラ

ガソリン車

X:2WD202万8600円

G:2WD225万4800円

W×B:2WD251万8300円

ハイブリッド車

ハイブリッドX:2WD241万8600円/E-Four261万6600円

ハイブリッドG:2WD260万4800円/E-Four280万2800円

ハイブリッドW×B:2WD286万8300円/E-Four306万6300円

特別仕様車アクティブ スポーツ:2WD314万300円/E-Four333万8300円

■カローラ・ツーリング

ガソリン車

X:2WD210万8600円

G:2WD233万4800円

W×B:2WD256万8300円

ハイブリッド車

ハイブリッドX:2WD249万8600円/E-Four269万6600円

ハイブリッドG:2WD268万4800円/E-Four288万2800円

ハイブリッドW×B:2WD291万8300円/E-Four311万6300円

特別仕様車アクティブ スポーツ:2WD319万300円/E-Four338万8300円

■カローラ・スポーツ

ガソリン車

G“X”:2WD221万円

G:2WD247万6500円

G“Z”:2WD272万8100円

ハイブリッド車

ハイブリッドG“X”:2WD247万円

ハイブリッドG:2WD272万6500円

ハイブリッドG“Z”:2WD297万8100円

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲トヨタ・カローラ・ツーリング・ハイブリッドW×B(2WD) 価格:291万8300円 全長4495×全幅1745×全高1460mm ホイールベース2640mm 車重1390kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費27.3km/リットル 写真のボディカラーはマッシブグレー、『CAR and DRIVER』より引用)

今回の改良は、機能装備のバージョンアップを図るとともに、カローラおよびカローラ・ツーリングにスポーツ志向の特別仕様車「アクティブ スポーツ(ACTIVE SPORT)」を新設定したことが特徴である。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲トヨタ・カローラ・スポーツ・ハイブリッドG“Z”(2WD) 価格:297万8100円 全長4375×全幅1790×全高1460mm ホイールベース2640mm 車重1390kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費27.2km/リットル 写真のボディカラーはオレンジマイカメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)

まず機能装備の面では、カローラおよびカローラ・ツーリングのW×Bとアクティブ スポーツにHI-LOの切り替えも可能なシートヒーター(運転席・助手席)やステアリングヒーター、効果の元であるOHラジカルをより多く含む微粒子イオンのナノイーXを標準装備。また、現行プリウスと同機能の最新デジタルキーをオプションで用意する。さらに、エントリーモデルのXにはパーキングサポートブレーキ(前後方向静止物/後方接近車両)を標準で組み込んだ。

一方でカローラ・スポーツに関しては、G“Z”グレードにブラインドスポットモニターやパーキングサポートブレーキ(前後方向静止物/後方接近車両)、ナノイーXを標準装備。さらに、最新デジタルキーをオプションで設定した。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲カローラおよびカローラ・ツーリングのW×Bとアクティブ スポーツには運転席・助手席シートヒーター(写真・上)やステアリングヒーター(同・中)、ナノイーX(同・下)を標準装備、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲現行プリウスと同機能の最新デジタルキーをオプションで用意、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲エントリーモデルのXにパーキングサポートブレーキ(前後方向静止物/後方接近車両)を標準で採用、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲カローラ・スポーツG“Z”にブラインドスポットモニターを標準で組み込む、『CAR and DRIVER』より引用)

カローラおよびカローラ・ツーリングに新設定した特別仕様車のアクティブ スポーツの内容に話を移そう。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲トヨタ・カローラ・ハイブリッド・アクティブ スポーツ(2WD) 価格:314万300円 全長4495×全幅1745×全高1435mm ホイールベース2640mm 車重1370kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費27.9km/リットル 写真のボディカラーは特別色のセメントグレーメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲トヨタ・カローラ・ツーリング・アクティブ スポーツ(2WD) 価格:319万300円 全長4495×全幅1745×全高1460mm ホイールベース2640mm 車重1390kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費27.3km/リットル 写真のボディカラーは特別色のアティチュードブラックマイカ×セメントグレーメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)

ベース車はハイブリッドモデルで、ボディカラーには特別色のセメントグレーメタリック(カローラ)およびアティチュードブラックマイカ×セメントグレーメタリック(カローラ・ツーリング)を採用。ほかに、アティチュードブラックマイカとプラチナホワイトパールマイカをラインアップする。そして外装には、ボディサイドへとスムーズに連なっていく専用デザインのフロントバンパーや、アティチュードブラックマイカ塗装のサイドターンランプ付カラードサイドドアミラー(オート電動格納式リモコン/ヒーター・ブラインドスポットモニター付)、アティチュードブラックマイカ塗装のACTIVE SPORTロゴマーク付ロッカーモールを特別装備。足もとには切削光輝+ピアノブラック塗装7.5J×17アルミホイール+215/45R17タイヤを組み込んだ。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲ボディサイドへとスムーズに連なっていく専用デザインのフロントバンパーを装着、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲アティチュードブラックマイカ塗装のサイドターンランプ付カラードサイドドアミラー(オート電動格納式リモコン/ヒーター・ブラインドスポットモニター付)を装備、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲アティチュードブラックマイカ塗装のACTIVE SPORTロゴマーク付ロッカーモールを特別装備、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲足もとには切削光輝+ピアノブラック塗装7.5J×17アルミホイール+215/45R17タイヤを組み込む、『CAR and DRIVER』より引用)

インテリアについては、左側にレーザー加工でACTIVE SPORTの文字を入れた合成皮革巻きインストルメントパネルや、グレーで統一したステッチ、耐久性が高く軽量で見た目も美しいアルミペダルを特別装備。また、前席には肩部の張り出し形状の最適化により、急なコーナリングで強い横Gがかかってもしっかりと身体をサポートするフロントスポーツシート(合成皮革+ブランノーブ)を装着する。一方でシャシー面では、2WDモデルに専用スプリングや新構造のショックアブソーバーなどを組み込む専用チューニングサスペンションを配備し、同時に電動パワーステアリングのセッティングを最適化した。

トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲左側にレーザー加工でACTIVE SPORTの文字を入れた合成皮革巻きインストルメントパネルを採用、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲軽量で見た目も美しいアルミペダルを配備、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲前席には肩部の張り出し形状の最適化によりしっかりと身体をサポートするフロントスポーツシート(合成皮革+ブランノーブ)を装着、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲シートやトリムのステッチをグレーで統一、『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
トヨタのカローラ・シリーズが商品改良。セダンとワゴンには特別仕様車を設定
(画像=▲2WDモデルに専用スプリングや新構造のショックアブソーバーなどを組み込む専用チューニングサスペンションを配備。合わせて電動パワーステアリングのセッティングを最適化する、『CAR and DRIVER』より引用)

パワートレインに関しては基本的に従来を踏襲し、カローラ/カローラ・ツーリング/カローラ・スポーツのハイブリッド車2WDに2ZR-FXE型1797㏄直列4気筒DOHCガソリンエンジン(最高出力98ps/5200rpm、最大トルク14.5kg・m/3600rpm)+1VM型フロントモーター(最高出力70kW、最大トルク185Nm)+リチウムイオン電池(容量4.08Ah)+電気式無段変速機を、4WDのE-Fourに前述のユニット+1WM型リアモーター(最高出力30kW、最大トルク84Nm)を搭載。一方、カローラ/カローラ・ツーリングのガソリン車にはM15A-FKS型1490㏄直列3気筒DOHCガソリンエンジン(最高出力120ps/6600rpm、最大トルク14.8kg・m/4800~5200rpm)+Direct Shift-CVT(ギア機構付自動無段変速機)を、カローラ・スポーツのガソリン車にはM20A-FKS型1986㏄直列4気筒DOHC直噴D-4Sガソリンエンジン(最高出力170ps/6600rpm、最大トルク20.6kg・m/4900rpm)+Direct Shift-CVT(ギア機構付自動無段変速機)を採用している。

提供元・CAR and DRIVER

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