岸田首相は訪米前のCNNとの対談で世界は「歴史的転換点」に直面していると警鐘を鳴らし、訪米への意気込みを示しています。
しかし、日米が共同で東アジア地域における有事への備えを加速させる中で、岸田氏が米国に忖度し過ぎているのではないかという懸念もあります。
岸田首相、世界は「歴史的転換点」と警鐘 首脳会談前に日米同盟アピール Laqtmu07t6
※わかりやすくまとめられている。
— Hirano Takashi 🛩️ 平野高志 (@hiranotakasi) April 8, 2024
まず昨年末に岸田首相は米国へのパトリオットミサイルの供与を発表しまた。
これはウクライナへの支援で不足している米国のミサイル備蓄の補填するための決定でした。しかし、一部の専門家は日本でも不足が見られるミサイルが米国へ供与されることに疑問を抱いています。
Japan "has made a fundamental error in going along with the Biden administration's prioritization of Europe," said Elbridge Colby.Japan's Patriot-missile transfer to U.S. stuns Indo-Pacific watchers RKyY1 via @NikkeiAsia @kenmoriyasu
— Shin Nakayama (@ShinNakayama_NA) December 24, 2023
岸田政権はバイデン政権の要請に応じて熱心にウクライナ支援を行ってきましたが、次期大統領選で共和党政権が誕生すればはしごを外される懸念もあります。
共和党に拡がる厭戦気分、日本はウクライナ支援に関与し続けるべきなのか (渡瀬裕哉)仮に、2024年大統領選で共和党候補者が勝利すれば、米国の対外関与方針が激変する……LyzHXxzocv#ニューズウィーク
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) August 24, 2023
加えて、現在日米の懸案事項としてUSスチール買収をめぐる対立があります。
岸田首相は「民間企業の経営に関する個別の案件」であるとして、この問題を首脳会談では触れない意向を示しています。
一方でバイデン大統領はお構いなしに政府主導で買収合意を阻止しようとしています。
ここでも岸田首相による米国への忖度が見られます。
>岸田文雄首相は4日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収に関して「(10日の日米)首脳会談で扱われるものではない」と明らかにした。>日本経済新聞の単独インタビューで質問に答えた。
>「民間企業の経営に関する個別の案件」との考えを示した。ZabDMXDMGi
— ZY (@zy_human_jp) April 4, 2024
【深掘り】日本製鉄のUSスチール買収計画まとめ
潮目変えたトランプ氏「絶対阻止」宣言 バイデン氏も迎合OanlYjyb1x
保護主義に傾くアメリカ 日米関係に影XyoC5oODuf
静観の日本政府 戸惑う官僚もUNGEMaOanlYjyb1x
— 毎日新聞 (@mainichi) April 8, 2024