日本代表DF冨安健洋擁するアーセナルは、今月10日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦。優勝候補相手に2-2と引き分けたが、ジュビロ磐田、北海道コンサドーレ札幌OBのジェイ・ボスロイド氏はミケル・アルテタ監督の起用法に注文を付けている。
決勝トーナメント1回戦でポルトガル1部FCポルトをPK戦の末に下して、ベスト8へ勝ち上がったアーセナル。ホーム開催の準々決勝1stレグでは、FWカイ・ハフェルツやDFガブリエウらがスタメンに名を連ねる中、冨安やDFオレクサンドル・ジンチェンコ、MFレアンドロ・トロサールらがベンチスタートとなった。
アーセナルは12分にFWブカヨ・サカのゴールで先制も、6分後に失点。そして32分にはFWハリー・ケインのPKから逆転ゴールを許す。しかし、アルテタ監督が後半にジンチェンコやトロサール、FWガブリエウ・ジェズスらを投入すると、76分にジェズスのアシストからトロサールが同点ゴールを叩き込んだ。
途中出場の選手が結果を残し、翌週のアウェイゲームへ弾みをつけたアーセナルだが、同クラブの下部組織出身であるジェイ氏は2ndレグでの監督采配に注目。1stレグ終了直後にX(旧ツイッター)で「我々はアウェイゲームでバイエルンを倒す!!」と綴った一方で、「トロサールはスタメン出場すべきだ」と投稿。冨安の起用法には言及しなかったが、SNSユーザーからは「トロサールはスーパーサブだからこそインパクトを残せる」といった反対意見が寄せられている。
なお、冨安はAFCアジアカップ終了後にコンディション不良で戦線離脱も、北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表に招集外となる中、今月21日の親善試合で実戦復帰。先月31日のマンチェスター・シティ戦からリーグ戦3試合つづけて途中出場も、バイエルン戦では出番が無かった。