戦いの場をメジャーリーグに求め、海を渡った今永昇太。シカゴ・カブスのユニフォームに身を包んだ左腕は、デビュー戦でいきなり勝利を手にすると、現地時間の7日には大谷翔平を含む、超強力打線のロサンゼルス・ドジャースと対戦。4回まで2塁を踏ませないピッチングを披露していたが、雨に祟られ3時間弱の中断となり、再開後のマウンドに戻ることはなかった。

■ルーキー時代から雨男?

今永は、横浜DeNAベイスターズに入団した2016年のルーキー時代から登板日が雨と重なることが多く、“雨男”と言われていた。それに対し当人は「雨の日に勝たないと雨男ではないです。雨の日に負けるシンプルに力のないピッチャー」という不思議な解釈で、周囲をざわつかせたことがある。

そして翌年と19年には、4回の雨天中止のゲームで先発予定になったこともあり、雨男ぶりが加速。さらに2021年は、その前年に左肩へメスを入れてからの復帰戦も雨で中止に。その時には「梅雨の時期なので、皆さんも日本の四季を楽しんでください」と達観したコメントで、現実を完全に受け入れてみせた。