ガンバ大阪のコーチである元日本代表の遠藤保仁氏が、自身の監督像や選手起用法を説明。元バルセロナ所属選手であるカルレス・プジョル氏に言及するとともに、ダニエル・ポヤトス監督と考えが一致していることをほのめかした。
今年3月放送の『サタデーナイトJ』(テレビ東京系)では、G大阪のレジェンドが対談。元チームメイトの播戸竜二氏が「西野朗監督はバルセロナ好きだったから、食事中はずっとバルセロナの試合映像が流れていたなあ」と、過去の思い出を振り返っている。
また、播戸氏は遠藤氏との会話内容で印象に残っていることとして、「『お前が監督やるならば、(スタメンに)まず誰を置く?』と訊いたら、『プジョル』って言っていた。セルヒオ・ブスケツとか、シャビとか、アンドレス・イニエスタじゃないだと思った」とコメント。
遠藤氏は当時、バルセロナ一筋のキャリアを歩んだレジェンドの名前を出したことについて、「戦える選手をまず使いたい。グイグイ引っ張っていくような選手がいるから、僕みたいなスタイルの選手が活きる」と理由を説明。「ポヤトス監督も『プジョルがスペインで一番良い選手だった』と言っている」と現G大阪指揮官のサッカー観の一部も明かした。
バルセロナ出身のポヤトス監督は、2008年から4年間にわたりスペイン1部エスパニョールの下部組織で指導に当たったほか、2016年以降はレアル・マドリードの下部組織やイスラエル1部マッカビ・テルアビブを指揮。ギリシャ1部パナシナイコス、徳島ヴォルティスを経て、2023シーズンからG大阪を率いている。
スペインでの指導歴が豊富なポヤトス監督のもと、指導者としてのキャリアをスタートさせた遠藤氏。J1優勝やFIFAワールドカップ出場など、現役時代に数多くの実績を残してきただけに、今後のステップアップが期待される。