NECナイメヘン所属の日本代表FW小川航基は、今月7日開催のオランダ1部リーグ第29節フィテッセ戦でスタメン出場。チームがダービーマッチで3-0と勝利した後、サポーターの熱狂ぶりに驚きを隠せなかったようだ。
小川はジュビロ磐田、横浜FCを経て、昨年6月にナイメヘンへ期限付き移籍。2023/24シーズン開幕戦から2試合つづけてゴールを奪うなど頭角を現すと、昨年11月以降はリーグ戦ほぼ全試合にスタメン出場。先月21日に横浜FCからナイメヘンへの完全移籍が正式決定している。
ただ、フィテッセ戦ではほとんど見せ場を作れず、75分で途中交代。それでもMF佐野航大の1アシストもあり、チームは勝ち点3を獲得。試合後にはサポーターがチームバスの周りに集まると、発煙筒を焚いてバスを叩きながらチャントを熱唱した。
このサポーターの様子には、小川をはじめナイメヘン所属選手は驚愕。同選手は8日にインスタグラムを更新。チームバスに乱入してチャントを熱唱するサポーターの様子、クラブCEO(最高経営責任者)がサポーターに囲まれている様子をアップしているが、Jリーグでは見られないような光景に思わず「やばい」と声を漏らしている。
今季ここまで公式戦30試合の出場で12ゴールを挙げ、現地のサポーターから絶大な支持を得ている小川。ナイメヘンと新たに2027年6月までの複数年契約を結んだほか、テクニカルディレクター(TD)を務めるカルロス・アルバース氏は先月、完全移籍決定時に「小川を引き留めることができて、とてもうれしい。移籍金の観点から見ても、このオプションは我々にとっても良い取引だった。彼には間もなく第二子が生まれる予定であり、ナイメヘンで長期間プレーする準備ができている」と期待を寄せている。