何より、何らかのサービスを受けたら、お金を払うのは当たり前の話である。それを何でも「無償化、無償化」で、無償化が当然のように思う思考が私は嫌いである。政府は少子化対策の1つとして「多子世帯の大学無償化」を打ち出したようだが、他にも少子化対策と称して、様々な支援をしてきている。いわば多くの税金を投入してきた。

こういった対策が功を奏して、将来、少子化を抜け出せましたという状況になるならばまだ良かろうが、そうならなかった場合、目も当てられないことになるだろう。多くの税金をドブに捨てるのと同じであろう。

政治家にしても官僚にしても、人の稼いだ金(税金)だと思って、ジャブジャブと無駄なことにお金を使い過ぎである。政策が失敗したからといって、彼らが無駄に使ったお金を補填してくれる訳でもない(この政策が絶対に少子化対策に寄与できるというならば、百歩譲って、実行しても良いが)。

本当に腹立たしい限りだ。「多子世帯の大学無償化!馬鹿も休み休みに言え!」とはきつい表現ではあるが、国民の税金を湯水のように無駄に使おうとしている政治家・官僚たちへの怒りの表明である。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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