パウリーニョ 写真:Getty Images

 ブラジルW杯、ロシアW杯ブラジル代表メンバーのコリンチャンス所属MFパウリーニョに、Jリーグクラブがオファーを提示した模様。かつてバルセロナでMFアンドレス・イニエスタ(元ヴィッセル神戸)とチームメイトだっただけに、大物選手の来日が期待される。

 現在35歳のパウリーニョは、トッテナム・ホットスパーや中国の広州FC(旧広州恒大)など複数クラブを渡り歩く中、2017/18シーズンにはイニエスタとともにバルセロナでプレー。2021年9月にはサウジアラビア1部アル・アハリ・サウジFCを加入からわずか2か月で退団したことにより、注目を浴びていた。

 2022シーズンから古巣のコリンチャンスでプレーしているパウリーニョだが、膝の靭帯損傷で2度にわたり長期離脱。今季も怪我により出遅れたが、今月3日に行われたコパ・スダメリカーナ・グループステージのラシン・クラブ戦で初めてベンチ入りするなど、復帰に迫っている。

 ブラジルメディア『グローボ』が今月6日に伝えたところによると、パウリーニョとコリンチャンスの契約期間は今年6月までであり、すでに日本、中国、UAE、カタールのクラブからオファーを受け取っているとのこと。ただ、選手側はコリンチャンスとの契約延長を最優先するという。

 また、コリンチャンスはパウリーニョに半年契約を用意する可能性があるとのこと。負傷離脱が相次いでいることもあり、給与減額は確実とみられるが、それでも本人はコリンチャンスでの完全復活を熱望。アントニオ・オリベイラ監督も「我々はパウリーニョのことを誇りに思っており、彼をリスペクトしている。大事にしなければならない存在だ」と残留を望んでいるとのことだ。

 FWジョー(元名古屋グランパス所属)の古巣であるコリンチャンスは、過去に7度ブラジル1部リーグを制覇。ただ2023シーズンはサントスやECバイーア等との残留争いに巻き込まれて13位に終わると、今年3月に徳島ヴォルティスからDFカカを期限付き移籍により獲得している。