UAE1部アル・イテハド・カルバ所属FWメフディ・ガエディは、AFCアジアカップで日本代表を下したイラン代表メンバーの一員。JリーグクラブやFW後藤啓介擁するベルギー1部アンデルレヒトなど、複数クラブからの関心が報じられている。
現在25歳のガエディは、身長166cmで右利きのアタッカー。イラン1部エステグラルやUAE1部アル・アハリ・ドバイでプレーした後、昨年7月にアル・アハリからアル・イテハドへレンタル移籍。2023/24シーズンのUAE1部リーグでは、ここまで全15試合スタメン出場で7ゴール1アシストをマーク。チームが残留争いを強いられる中、左ウイングやセンターフォワードで結果を残し続けている。
そんなガエディには、以前から移籍の可能性が報じられている。今年2月にアル・アハリがファルハード・マジーディー監督を解任すると、UAE紙『マンバル・アル・アハリ』は先月1日に「ガエディはエステグラル時代から師弟関係にあったマジーディー監督の解任を受けて、シーズン途中での退団を望んでいる。彼には日本のクラブからオファーが届いている」と伝えていた。
ガエディの去就に注目が集まる中、ベルギーメディア『Voetbal』は今月5日にアンデルレヒトの補強を展望。これによると、現在RSCAフューチャーズでプレーしているFWロビー・ウレは契約満了により今季限りで退団するとのこと。同選手の後釜としてガエディをリストアップしているが、ポルトガル1部FCポルトやSCブラガ、Jリーグクラブとの争奪戦は避けられないという。
なおガエディは2020年10月の代表デビュー以降、国際Aマッチ14試合に出場。今年開催のアジアカップでは開幕から2試合続けてゴールを奪取。決勝トーナメント1回戦までの全4試合でスタメン出場だったが、準々決勝日本戦と準決勝カタール戦では出番がなかった。アビスパ福岡所属FWシャハブ・ザヘディにつづくイラン人Jリーガーが誕生するのか注目が集まる。