大宮アルディージャの旗 写真:Getty Images

 大宮アルディージャは今月6日に明治安田J3リーグ第8節のFC大阪戦を控える中、所属選手による不適切なSNS投稿があったと4日に声明を発表。当該投稿を把握している一部のファン・サポーターからは疑問の声が湧き起こっている。

 「当クラブ所属選手による不適切なSNS投稿に関するお詫び」と題したクラブの発表によると、所属選手のSNSアカウントにおいて、クラブが定める規則に違反する、不適切な行為および投稿があったとのこと。当該選手は不適切であった旨を反省し、投稿を削除。クラブは「多くの皆さまにご不快な思いをさせてしまったことに対し、深くお詫び申し上げます。今回の件を厳粛に受け止め、クラブから当該選手へ厳重注意をするとともに、全選手・スタッフに対して注意喚起を行い、再発防止に努めてまいります」とファン・サポーターやスポンサー等に謝罪している。

 しかし、同クラブの公式X(旧ツイッター)アカウントには「別に炎上していないのに…」「これくらいは別に良いのでは?」「そこまで厳重に取り締まる必要ある…?」「差別投稿でもないのに…」「選手もひとりの人間だから、自由にSNS投稿させてあげて欲しい」といった声が。「プロサッカー選手は大変だな…」「あの選手かな、ドンマイ」と、一部のファン・サポーターは当該選手をフォロー。「去年のJ3降格の方が不快」「SNS監視に力を入れるよりも、公式戦での勝利に力を入れて」とクラブへの注文も相次いでいる。

 また、他クラブのサポーターとみられるSNSユーザーからは「選手が不適切な投稿するとクラブがちゃんとして謝罪して対処するのに、浦和含めたサポーターの発言、他サポへの誹謗中傷、人種差別発言の書き込みをやるサポーターを各クラブなぜ対処出来ないのかね」といった意見も。昨年8月の天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦におけるサポーター暴徒化で物議を醸した浦和レッズをはじめ、サポーター問題が相次ぐクラブへの批判も強まっている。

 なお、大宮は先月22日にサポーター1名の入場禁止処分を公式発表。当該サポーターは同月16日にNACK5スタジアムで行われたJ3第4節の奈良クラブ戦で、ピッチに向けて中指を立てたことにより処分されているが、ネット上では「中指を立てただけで無期限入場禁止処分か」「これくらい徹底的に処分してほしい」などと賛否両論が飛び交っていた。