2022年3月に発売されたiPhone SE(第3世代)は、コンパクトなボディと高性能なA15 Bionicチップ搭載で、コストパフォーマンスの高い機種として人気です。しかし、2024年現在購入を検討するときには、いつまで使えるのか、アップデートはいつまで提供されるのか、といった点も気になるところでしょう。
本記事では、iPhone SE(第3世代)のサポート期間やアップデート状況について詳しく解説し、2024年現在もまだ使い続けるメリットといまから中古で買う場合の注意点をご紹介します。
【結論】iPhone SE(第3世代)はいつまで使える?
2024年3月現在、最新のiPhoneの最新OSは「iOS 17」。iPhone SE(第3世代)も対応しているため、利用は十分可能です。
【詳細】iPhone SE(第3世代)のアップデートはいつまで?いつ終わる?
iPhone SE(第3世代)がいつまでアップデートに対応するか、正確な時期は定かではありませんが、大体の時期を割り出すことは可能です。
たとえば2023年9月から配信されたiOS 17でサポート対象外となったのはiPhone 8/8 PlusとiPhone Xです。それぞれの発売時期は以下の通り。
機種名 | 発売時期 |
---|---|
iPhone 8/8 Plus | 2017年9月22日 |
iPhone X | 2017年11月3日 |
つまり、発売から6年ほど経った機種が対象外となる計算に。そのため逆算すると、iPhone SE(第3世代)のサポート時期は2027年~2029年ほどと考えられます。
参考元:Apple公式サイト
【詳細】修理の受付はいつまで?
Appleでは、発売から時間が経った端末の修理にはある程度の制限が設けられています。
Apple公式サイトによると、発売から最低5年間はApple Storeなど公式サービスプロバイダで修理の受付が可能。また、最長7年間は修理のサービスを受けたり部品の取り寄せも可能なことも。
つまり、少なくとも2029年7月まではiPhone SE(第3世代)の修理は受け付けられています。
【おさらい】iPhone SE(第3世代)のスペック、特徴
あらためて、iPhone SE(第3世代)のスペックと特徴をご紹介します。
項目 | iPhone SE(第3世代)のスペック |
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発売日 | 2022年3月18日 |
サイズ | 高さ138.4mm、幅67.3mm、厚さ7.3mm |
重量 | 144g |
ディスプレイ | Retina HDディスプレイ(IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーンLCDディスプレイ) |
解像度 | 1,334 x 750ピクセル |
チップ | A15 Bionic |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB、128GB、256GB |
リアカメラ | 12MPメインカメラ、?/1.8絞り値ポートレートモード、Deep Fusion、スマートHDR 4、フォトグラフスタイル |
フロントカメラ | 7MPカメラ、?/2.2絞り値ポートレートモード、Deep Fusion、スマートHDR 4、1080p HDビデオ撮影(25fpsまたは30fps) |
バッテリー | ビデオ再生:約15時間、オーディオ再生:最大50時間 |
通信 | 5G、4G LTE-Advanced、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 |
その他 | 耐水・防塵(IP67)、生体認証:Touch ID |
【チップセット】A15 Bionic搭載
iPhone SE(第3世代)に搭載されているSoCは「A15 Bionic」。iPhone 14などにも搭載されています。
詳しくは後述しますが、これにより、カメラの写真撮影クオリティが底上げされています。
【カメラ機能】「スマートHDR 4」「Deep Fusion」などに対応
iPhone SE(第3世代)はシングルカメラですが、先述した通り、チップに「A15 Bionic」を採用することで、逆光でも綺麗な写真が撮れる「スマートHDR 4」や、複数の画像を合成できる「Deep Fusion」に対応。
【通信】5G対応
iPhone SE(第3世代)は5Gに対応。現在では5Gに対応しているのは当たり前ですが、iPhone SE(第3世代)が発売された当初は5Gに対応している端末は貴重でした。
【バッテリー】第2世代から改善も「iPhone 13ほど」ではない
前世代のiPhone SE(第2世代)は、ビデオ再生が13時間(ストリーミングは8時間)で、オーディオ再生は40時間という非常に持ちの良くないバッテリーが不評でした。一方、iPhone SE(第3世代)はそれを改善。ビデオ再生が15時間(ストリーミング10時間)で、オーディオ再生は50時間となりました。